7月の株価上昇の正体・スーパーバブル崩壊

ブルームバーグ。

GMOチーフインベストメントストラテジスト・投資会社GMO設立者。70年代のスタグフレーション大暴落を予見し、利益を出す。90年日本の不動産バブル崩壊を予見し、利益を出す。00年ITバブル崩壊を予見し、利益を出す。リーマンショックを予見し、利益を出す。ジェレミーグランサム。「スーパーバブルは今から弾ける」。

今回の量的緩和バブルはスーパーバブルである。既に、株式市場で乱気流は、発生している。まだ、バブルは崩壊したとは言えない。

今の状況は「危険がミックス」な難局である。ミックス混ざり合っているのは、「過大評価された株式・過大評価された債券・過熱した住宅業界・コモデティ市場への衝撃・FRBによるタカ派的なスタンス」である。

複雑な要因が絡み合った危険な状態が、今である。今後、経済は悪化していく。

株価は、年初来から50%の下落に見舞われるだろう。株式市場は、未だ、大底を付けていない。

7月から1か月半続いた上昇局面は。人々が「7月初旬の株価を大底を付けた。新しいブルマーケット(上昇相場)が開始された。」と、勘違いし、一斉に買いに走った上昇である。

人々の勘違いの根拠。過去のナスダックベアマーケット(下落局面)の統計。

73年1月11日~74年10月3日、マイナス59・90%。78年9月13日~78年11月14日、マイナス20・17%。80年2月8日~80年3月27日、、マイナス24・91%。81年5月29日~82年8月13日、マイナス29・79%。83年6月24日~84年7月25日、マイナス31・50%。87年8月26日~87年10月28日、マイナス35・89%。

89年10月9日~90年10月16日、マイナス33・00%。98年7月20日~98年10月8日、マイナス29・55%。00年3月10日~00年5月23日、マイナス37・32%。00年7月17日~01年1月2日、マイナス46・39%。

01年1月24日~01年4月4日、マイナス42・68%。01年5月22日~01年9月21日、マイナス38・49%。02年1月4日~02年10月9日、マイナス45・90%。07年10月31日~08年1月18日、マイナス18・37%。

ベアマーケットの下落平均は、マイナス36・51%となる。

ナスダックは年初から、7月初旬まで、ちょうど、マイナス35%下落していた。

マイナス35%の下落が、過去のベアマーケットの平均を示し、人々が「底を付けた」と早合点したわけである。

ジェレミーグランサムは「馬鹿げたことだ」と一喝する。今回のバブル崩壊を、過去のバブル崩壊と比べることはナンセンスであると切り捨てる。

期間の長い、大きな下落局面では自律反発する場面が度々、現れる。自律反発を見て、上昇に転じたと早合点するのは、間違っている。期間の長い、大きな下落局面は、最後に大暴落し、大暴落の局面で株価は大底を付ける。

現在、物価は急上昇し、人々は貯蓄も無く、生活必需品を買うのに、クレジットカードを使って、借金に頼って生活している。70年代のスタグフレーションの時代と似通っている。

70年代の株式チャートと、現在の株式チャートとは、似通った相場環境値動きをしている。

ジェレミーグランサムは、現状を「危険がミックス」され。更に、ロシアによるウクライナ軍事侵攻。欧州のエネルギー危機。世界の食料品危機。FRBの財政引き締め。世界の工場・中国のゼロコロナ政策ロックダウンによる供給不足。

これらの要因がインフレを引き起こしている。と分析する。

今年上旬、どんどん上昇したインフレが、企業利益を圧迫する。企業利益の圧迫が、次の暴落へ続いていく。

マイケルバーリは「インフレは22年第1四半期、S&P500を25~26%下落させた。ナスダックを34~35%下落させた。ビットコインを64~65%下落させた。金融市場環境の悪化によるマルチプルコンプレッションである。次は、アーニングコンプレッションである。」。アーニングコンプレッションとは、企業利益・企業収益の悪化に伴う更なる暴落である。

ジェレミーグランサムもマイケルバーリも「今からアーニングコンプレッションが始まる。大暴落は未だ途中なのだ。」と主張する。

ジェレミーグランサムは「これから、本当に厳しい時期が訪れるだろう。ただ一つ分からないのは、30年の世界恐慌の時の様に人類に手の負えない状態に成るのか。それとも、00年のITショック時の様に、何とか凌げる危機と成るのか。どちらに成るのか分からない。」と締めくくる。

過去、物価が下落する時、企業利益も共に下落してきた。物価が下がるということは「製品が売れない」ということである。高止まりしてきたインフレ・CPIが9月以降、下落していけば、企業利益も減少していく。

株価は下落していく。

ウォール街のカジノ資本主義。投資家成るものは、もっと悲観すべきである。自分たちがやってきたマネーゲームが、大暴落を産もうとしている。社会の格差を拡大させておいて、未だに、「ブルトラップ」に、ひっかり、あさましく、株を買い漁ろうとする。

日本の中央銀行・日銀の株主は55%が政府。残り45%は非公開。FRBの株主は100%非公開。通貨発行権を持つ中央銀行の株主が非公開というのが、格差社会を産み出す元凶であろう。

公表すれば、ロスチャイルド・ロックフェラー・メロン財閥・JPモルガンなど、何時ものメンバーが名を連ねるのだろう。

公表すれば良い。

パウエル議長も「FRBの使命は、物価の安定と、雇用の安定。」と「インフレファイター」としてタカ派発言する度に、ウォール街から落胆の声が上がる。

議長任命権を持つホワイトハウスに気を使い「中間選挙前に株高に持っていきたい」。FRBの株主の世界の黒幕連中に気を使い「株価の大底をはっきりと分かる様に」付けて、大底の値段で株主が株を買える相場環境を整えたい。

インフレと闘う。ホワイトハウスに気を使う。世界の黒幕に媚を売る。やってられないだろう。

FRB議長は、日本の投資顧問詐欺師には理解出来ない、重労働なのだろう。失言の振りをして、FOMCでウォール街をぶっ壊すような発言をするのは如何か。

歴史的な世界最高のジョークと成る。

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