29日、AFP通信。新型コロナ、アメリカ人死亡者54万9335人・ブラジル人死亡者31万22000人・メキシコ人死亡者20万1623人。但し、メキシコ人の超過死亡は20年全体と21年初めを合計して41万7006人に上り、超過死亡の71%がコロナ関連死とみられる。
ブラジルのボルソナロは「コロナは只の風邪だ」と言い張り続ける。「国民の英雄」とボルソナロを崇めてきた勢力が弱体化している。ワクチンの接種率が低いことを「ボルソナロの不手際だ」と非難するブラジル国民も増えている。同時に、ブラジルの医療現場の現状は、医療崩壊し、検査体制も追い付かず、医療物資も不足している。
アメリカが阿保のトランプが大統領だったことが悔やまれる。トランプは1年前、「新型コロナが空気感染すること。無症状患者が感染を拡大させること」を把握していた。10月の大統領選挙での再選の為だけに、強いリーダーの虚像を演じ続けた。「武漢ウィルスは只の風邪だ。暖かくなったら自然に消えて無くなる。我々はウィルスを上手くコントロールしている。消毒剤を注射すれば奇跡的に消える。」恐れるべき新型ウィルスを恐れない様に、アメリカ国民を誘導した。
「消毒剤を注射する」下りは、アメリカのカルト教団のセールストーク・洗脳である。
バイデンは選挙集会の時から「マスク着用・ソーシャルディスタンスを保つ・ワクチンの普及を急がせる」アメリカは新型コロナと戦争していると的確に把握し、国民に「ワクチン接種終えても、油断するな。」と呼びかけている。
スウェーデンの疫学者アンデシュテグネルは「手洗い・うがいの徹底・ソーシャルディスタンス・マスク着用」新型コロナ対策を国民に説明し、「後は国民の自主性に任せる」と、強固なロックダウンや、レストラン・カフェ・スナック・バーなどの営業規制は、一切しなかった。他の北欧諸国よりも多大な死亡者を出し。スウェーデンは「集団免疫の獲得に成功した。さあ、経済を回そう。」と発言し、直後に第二波に見舞われる。国王カール16世グスタフに「死亡者が多過ぎる」と非難される。
菅義偉が新型コロナを無視出来るのは何故なのか。
「日本の新型コロナは欧米の新型コロナとは違う。只の風邪である。恐れずに経済を回そう。」ホリエモン・小林よしのり・ウーマン村本。漫画家・漫才師が主張した迷信である。迷信の主張に、京都大学・宮沢孝幸・藤井聡、元厚労省医系技官・木村もりよ、武田邦彦、などが便乗してきた。
日本人は集団免疫を獲得出来たと主張する医学者も出てきた。京都大学・上久保靖彦、大和田潔。徳島大学・大橋眞は、新型コロナウィルスは存在しないと主張する。
大学教授・医師・科学者が「コロナ楽観論」を主導したのが悪質だった。最も性質が悪いのが、東京慈恵会医科大学・大木隆生である。菅義偉を直接「新型コロナは只の風邪である。日本人は自然免疫を獲得出来る。ウィズコロナの生活が可能である。経済を回さねば生活困窮して、自殺者が出る。」と洗脳する。
医師・科学者であるならば、「政府の感染症対策は何を為すべきか」を説く必要が有った。
無症状患者が感染を拡大させるならば、PCR検査数を増やして「検査・隔離・治療」を徹底する。無症状患者を隔離・保護して治療する。同時に、他人との接触を禁じて感染拡大を防ぐ。
安倍晋三が「日本型モデルは新型コロナに勝利した」と凱歌を挙げた。コロナ感染患者を発見し、濃厚接触者を追跡してPCR検査に掛ける。「積極的疫学調査・日本型モデルは失敗策」である。濃厚接触者追跡中に、感染経路の違う未発見の無症状患者が街に溢れれば、感染は無症状患者から拡大する。
年末・年始に感染爆発が発生した。1日に7000人を超える新規感染者が発生する。神奈川・東京が相次いで、「濃厚接触者の追跡調査・積極的疫学調査」は「保健所がパンクして、もう無理です」と白旗を挙げた。
そのまま、PCR検査数を減らし、今日に至る。ちなみにCT値も世界標準並みに下げている。
30日、大阪府が432人。東京都の364人を超える新規感染者を確認出来たのはPCR検査数を連日、1万5000件に増やしたからである。大阪府のイギリス型変異ウィルス感染が、165人確定出来たのも、ゲノム検査出来ているからである。
東京都は小池百合子が解散総選挙を睨んで「感染症対策やってるふり詐欺」を重ねる。PCR検査数は1万件を切る。変異ウィルスのゲノム解析は5~10%止まり。感染の実態を把握しなければ、打つ手も発揮出来ない。
小池百合子の遣り口は「北朝鮮方式」である。検査をしないから、我が国にはコロナ患者は居ないという開き直りである。
病床・ベッドの確保も、国立病院・公立病院が、ほとんど受け入れないので、ベッド数の増床は無理な相談である。
今日までの、日本のコロナ死亡者は9140人に上る。PCR検査を徹底し、「検査・隔離・治療」の感染症対策が的確に行われていれば、助かった生命である。決して、寿命ではない。
日本は、今後も、コロナ対策失敗国の後を追い。死亡者を出し続けるのか。前記の「コロナ楽観論者」達は今こそ「感染症対策でも死亡者を出し、経済活動再開も失敗し続け、死亡者を出す政府は無能に過ぎる。」と真実の非難を開始すべきである。
その前に、大木隆生は公言通り、切腹すべきである。