金正恩「建国以来の大動乱だ」

1週間前、北朝鮮が初めて、国内の新型コロナ感染の存在を認めた。4月下旬の平壌の軍事パレードが感染急拡大を招き、諸国に隠し切れない感染者が発症し、「発熱患者35万人、隔離・治療受診者18万7800人。」、と発表される。

三代目の「うすらミサイル」は、「首都圏を中心に同時多発的に流行拡散したのは、我々が築き上げた防疫体制に盲点がある。」と厳しく指摘した。

新たに40万人が発熱すると、朝鮮労働党幹部に「国家の危機対応能力の未熟さや、幹部の非積極的な態度・緩みが初期対応の複雑さを増大させた。」とノーマスクで煙草をふかしながら、詰問する。

昨日、発熱者は累計148万人に達する。死亡者は56人という。

「今更、大騒ぎするくらいなら、ICBMを飛ばしていないで、感染症対策に取り組めよ。」と言いたいところだが、品性・知性・人間性に欠ける三代目の言い分を全否定出来ないのが、日本の現状である。

中国では吉林省・深セン・上海・北京とロックダウンに踏み切る。世界の工場が止まり、物流網もストップする。世界のサプライチェーンが分断される。

アメリカでは、供給不足・人手不足・人件費高騰・賃金インフレ、でインフレが加速し。FRBの利上げ・ポートフォリオの資産縮小QTが待った無しと成る。今まで金融市場に大量に流れ込んできた量的緩和マネーが無くなり、世界にばら撒いた投機マネーもアメリカに還流する。FRBと機関投資家が、同時にアメリカの景気後退を見ている。だから、株価が2年半ぶりに、一晩1140ドルの大暴落を起こす。

習近平は江沢民の利権・IT企業・不動産事業・塾産業を潰し。ロックダウンにより、あえて経済を停滞させ、邪魔者を根こそぎ潰そうとしている。感染症対策は習近平主席・経済対策は李克強首相、経済政策が大失速すれば、李克強首相を失脚させれば良い。ただし、感染症対策ゼロコロナの徹底ぶりには、目を見張る勢いがある。

感染症対策の優等生だった台湾でも新型コロナは感染急拡大している。香港では、ワクチン接種が進んでいない為、死亡者数の増加が著しい。

「オミクロン株は重症化しない」楽観的な迷信である。武漢ウィルスだったころ、ファクターXに護られた中国・韓国・香港・台湾。ファクターXを突破して、オミクロン株は東アジア全域を蹂躙している。欧米に投げた「欧米型ウィルス」がブーメランとなり、オミクロン株に進化して、戻ってきた感がある。

勿論、日本にも深刻な感染症状が存在する。

日本には、BA1とBA2とが組み替えられたXE株が流入した。国内で、オミクロン株とデルタ株とが組み合わされた新変異株が誕生し。さらに、XE株とは違う、BA1とBA2との組み替えられた新変異株とが誕生している。

日本国内で誕生する新変異株がヤバいのだ。日本の気候・風土・環境に適応した新変異株は、流行が急拡大しやすい。

日本は未だにワクチン一発勝負である。イスラエルの先例によると、オミクロン株には、4回目のboosterショットは、あまり効果が期待出来ない。日本では4回目のワクチンは、ノババックスの「タンパク組み換えワクチン」の購入を検討している。相変わらず、国内に輸入されていない。むしろ、期限切れとなった、アストラゼネカ・ファイザーワクチンを廃棄している。

ワクチン一発勝負なのに、ワクチンの輸入・在庫管理が出来ない。「幹部の非積極性と気の緩み」である。

オミクロン株は後遺症も酷い。「発熱・ひどい倦怠感・関節の痛み・喉の痛み・味覚障害・嗅覚障害・ブレインフォグ・記憶障害・脱毛・勃起不全・人格の変貌」などの症状が発症する。「若者は感染しても、大したことは無い。」コロナ楽観論者の言い分は完全に誤っている。重症患者よりも、コロナ後遺症の症状の方が怖さがある。

「若者は感染しても、大したことは無い。」。感染者が急増すれば、いずれ、高齢者の感染が爆発する。無症状の若者がリスクの高い高齢者に感染させる。高齢者がオミクロン株に感染すれば、糖尿病・腎不全・心不全・不整脈などの既往症が重症化し、死亡する。

この場合、高齢者介護施設は病院代わりと成り、介護士さんが医者・看護士の仕事をする。病院に搬送しようにも、救急車が受け入れ拒否されて立ち往生する。第五波のデルタ株まで、2年間で日本の死亡者数は2万人だった。今年に入ってからオミクロン株の第6波で、5カ月で1万2千人死亡している。

日本の死亡者数も鵜呑みに出来ない。超過死亡・過剰死亡。過去の同じ時期に死亡した人数と現在の人数を比較することで、新型コロナで死亡した人数が公表よりも多数に上ることが分かる。

中国を笑えない。日本では圧倒的に検査が不足している。感染拡大の実態を把握する為には「検査陽性率は5%以内に抑える」必要が有る。日本の検査陽性率は30%を超え続けている。デルタ株に対して世界の劣等国は、インド・インドネシア・日本であった。インド・インドネシアはデルタ株の反省から、検査陽性率を0・75%に保っている。

日本だけ、気が緩んでいる。

検査が足りないのと、同時に進まないのが、オミクロン株のゲノム解析である。1日の感染者の10%の検体を感染症研究所の「ド素人集団」が2週間がかりで解析する。感染症研究所は利権確保の為にオミクロン株のゲノムデータを独占している。

川崎重工業PCR検査ロボット・島津製作所の試薬。千葉大学のプレシジャンシステム。ロシュ社のダイアグノスフィックス検査。フィッシャー社のマルチプレックス検査。東京大学医科学研究所・理化学研究所・東北大学メディカルセンター。PCR検査と同時に、ゲノム解析出来る検査を実施する必要が有る。

ファクターXを突破し、日本に侵入したオミクロン株は、3回目のワクチン接種で獲得した抗体を簡単に擦り抜ける。もっと、深刻なのは、ワクチン接種していない若者・子供に感染が急増する事態である。

子供が「コロナ後遺症」で苦しむ国に成ったら、コロナ楽観論者は責任の取りようが無いだろう。

検査と経口薬。メルク社のモルヌピラビル。ファイザー社のパクスロビド。既往症を持ち、薬を服用している患者に、併用して投与するのが難しい。塩野義製薬の経口薬が最も、安全・信頼出来る経口薬である。中国レベルで検査を徹底し、陽性患者には塩野義製薬の経口薬を服用させる治療が望ましい。

オミクロン株の治療法が確立できれば、アジア全域の「人助け」も出来る。

「五族共栄・八紘一宇・大東亜共栄圏」アジア人は皆、仲間だとスローガン闘争していたのは、何処の誰か。100年も経たないのに、「北朝鮮脅威論」「中国脅威論」「台湾とは友達」との区別・差別は器が小さすぎる。

日本の医療・科学力とで、アジアのリーダーとして、オミクロン株と闘おうではないか。「八紘一宇・大東亜共栄圏」の虚を実に変えるのが、今である。

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