ロックダウンの内側で・経営破綻IN中国

4月29日、湖南省長沙でビルが突然崩壊した。ビルは6階建てとも7階建てとも報じられ、1階の料理店・タピオカ屋、3階の映画館など、テナントも多く。崩壊の被害者が、多数存在すると報じられる。

崩壊の原因は建築方式。煉瓦とコンクリだけで5階まで、建築し。その後、ビルのオーナーが勝手に増築している。勝手な増築だから、6階建てか、7階建てなのかが、不明なのだ。煉瓦とコンクリだけで高いビルを建てるから脆いビルが建つ。このような欠陥ビルが中国国内には何万棟、建っているか不明である。

中国製のバッテリーは充電中に発火し、死亡事故に繋がることが珍しくない。中国の1部地域(北京・西安)では去年1年間、電動自転車が原因の火災が1万件を超えている。

中国のバッテリーの爆発力は凄まじく、かなりの火力で車が火を噴くことも多い。この場合、車は金属製と思えないほど、ボロボロに燃え尽きる。

家庭内で充電している電動自転車・建物の横に駐車した車の発火により、建物が延焼する火災も多い。

恒大集団は、現在も企業活動を続けている。ただし、決算発表が延々と先延ばしされている。正直に決算発表すると、恒大集団の業績の不味さが露わと成る。これだけ注目されている恒大集団が、嘘の決算発表をすると、監査法人の責任問題ともなる。

恒大集団は、時間稼ぎの真っただ中である。債権者には7月に債務再編案公表を提出すると発表している。この発表も引き延ばし策である。

恒大集団が海南島で建設した39棟の集合住宅。1月には当局に「取り壊し命令」が出されていた。恒大集団が、命令に異議を申し立てていたことから、取り壊しではなく、没収と成る。投資に対する回収が無いままのプロジェクトなる。が、取り壊しに掛かるカネは払わずに済む。

4月、恒大集団は四川省成都市で大量の新築住宅用不動産を、中古不動産の半額で叩き売りを開始した。立地も良く、価格は破格。ただし、地元の不動産組合からは「ハイリスクプロジェクトである」との注意喚起が出される。

恒大集団はキャッシュを集める為に、無理な営業を推し進めているようだ。

そして、恒大集団は他の企業を犠牲にしながら延命を図っている。

4月、中国最大の不動産仲介業者・易居がデフォルトする。恒大企業の物件を、代わりに営業し販売する仕事をする最大手の企業である。中国国内に留まらず海外からも資金調達出来る大企業なのだが、恒大集団が易居の最大の顧客であり、易居の売り上げの30%は恒大集団の仕事である。恒大集団から40億元(800億円)の支払いが滞ったことが、易居のデフォルトの原因である。

3月には、年間492億元(1兆円)利益の不動産業者・南通六健が恒大集団からの1億元の不払いにより破産した。

恒大集団は他の企業を食い潰しながら、生き延びている。

4月17日、重慶の巨大エネルギー企業・重ケイ能源が破産申請する。傘下の小型企業も同時に破産申請し、16社の破産申請と成る。重ケイ能源は、数年前、炭鉱で鉱夫が亡くなる事故を2度起こし、石炭事業から撤退した。ここから、重ケイ能源は業績が悪化していった。従業員数万人の失業の危機である。

4月8日、福田自動車・子会社の北京ボルクヴァルトが破産申請する。ボルクヴァルトは、元ドイツのブランドである。北京ボルクヴァルトの自動車クオリティは、中国クオリティであった。当初の自動車売り出し条件は「永久保証」であった。

「エンジンから雑音が発生する」「燃費が非常に悪い」「アフターサービスが非常に悪い」とのクレームが積み上がり、一度も黒字化出来ず、赤字を垂れ流しながら、破産する。親会社の福田自動車はボルクヴァルトに引きずられ、昨年50億元の損失を出す経営不振に陥る。

上海ロックダウンが1か月に渡る。世界の物流を担う上海の港はどうなっているのか。物流は完全にストップしてはいない。荷物を運ぶ輸送船舶が列車の様に連なって、少しずつ前進しながら順番待ちしている。中国が海外から輸入した製品を乗せた船が上海で荷物を降ろし、別の荷物を積んで又、別の港に運んでいく。4月19日、470船が順番待ちする混雑である。

上海の港だけでは停滞するので。遅れを取り戻す為に、ヤンシャン港・寧波港も利用する。しかし、ヤンシャンも寧波も荷物が滞り始めている。

さて、江蘇州昆山市の日本端子。21年2月に生産終了している。昆山には、日本・台湾の多くの企業が進出している。

ロックダウンにより、台湾のプリント基板・半導体部品・電子部品生産の企業が161社、生産停止している。iPhoneも出来上がらない。他の製品にも悪影響が出る。

昆山に進出している日系企業は410社。昆山市が日系企業呼び込みの政策を立案した。サントリー・東洋ゴム・日本セラミック・豊田自動織機・伊藤忠商事・三井物産・日本精工・川崎重工業・東京エレクトロン、そして、日本端子。

台湾企業同様、日系企業もロックダウンの被害を受けている筈なのだが。報道が為されない。

今年11月、国の主要政策を決める重要会議「6中総会」が開催される。11月に習近平国家主席は3回目の首席就任を目指している。

その為の3つの闘争。一つが政敵・江沢民との闘争。IT企業・塾産業・不動産業界、江沢民派閥の企業をぶっ潰している。2つ目が、ゼロコロナ政策の成功。「ゼロコロナ政策の成功で中国は死亡者数を抑えられた」。その実績づくりの為に、ロックダウンによる経済破綻など、お構いなしである。

そして、3つめが「共産主義」。共産主義にとって、資本家・金持ち・富裕層は敵なのである。毛沢東が資本家・金持ちを弾圧した政治姿勢を、子供の頃の習近平は目撃している。習近平の共同富裕は半ば以上、本気である。

独裁者としての、自分の手柄の為に、大資本・大企業・日系企業をぶっ壊す。「日系企業の為の経済特区が出来ました」と甘い言葉で誘致し、中国進出したら、ひどい目に合わされる。

このペテンに、日系企業は騙され過ぎていないだろうか。

“ロックダウンの内側で・経営破綻IN中国” への1件の返信

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