マイケルバーリ・TBTで世紀の空売り

TBTとは、プロシェアーズウルトラショート20+イアートレジャリーというETF。いくつかのアメリカ債権をまとめてショートするETFである。マイケルバーリは、以前TBTを大量購入し、大量保有して、現在、莫大な利益を上げている。

マイケルバーリは、01年のITショック・08年のリーマンショック・20年のコロナショック・22年の量的緩和バブル崩壊を、ことごとく、「まもなくバブルが弾ける。大きな暴落が起きる。」と、誰よりも早く的中させてきた。そのうえ、それぞれのバブル崩壊に対して、最も利益が生じる投資方法で、巨額の富を築いている。

マイケルバーリは、今回の暴落はまだ序の口であり、今後、この下落は一段と進み、23年に景気後退に突入すると警告する。

S&P500の下落は20%である。マイケルバーリはS&P500の下落は今後、50%の下落まで発生すると予測する。レバナスに換算すると、80~90%以上の暴落と成る。

マイケルバーリは21年から市場の暴落を予測していた。インフレの加速・グロース株を始めとする株式市場の暴落・債権価格の暴落さえ、予見していた。マイケルバーリは市場の数カ月から1年以上先の未来を予測している。

マイケルバーリは投資家心理を的確に把握している。世界恐慌29年のダウ平均・ITショック00年のS&P500・現在のS&P500が、同じ軌道を辿り右肩上がりに急騰し、一気に暴落する例を「三度目の正直」とツイートする。

00年のITバブルでは、ナスダックは下落相場中の10%を超える自律反発は16回あり、その平均は22・7%だったが、最終的には78%の下落幅であった。

29年の世界恐慌では、10%を超える自律反発は10回発生し、平均で22・8%の上昇であったが、下落幅は89%と成る。

マイケルバーリは「市場はこのような下落中に短期的な自律反発はあるかもしれないが、それを長期的な回復局面の兆しと捉えるべきではない。」と教訓を示してくれる。「ブルトラップに騙されるな」である。

ウクライナに軍事侵略したプーチン・ゼロコロナ政策の習近平・パウエル議長・GAMMATの経営者。世界経済を崩壊させるものは誰か。マイケルバーリは、「世界経済を崩壊させる要因は消費者である」と指摘する。

経済を回す者は一人一人の消費者の集合体である。

世界1のアメリカGDPの70%は、13・2兆ドルの個人消費である。消費者が経済が弱いと感じ、消費を控えに行くと、その時点で瞬間的に経済が崩壊する。

マイケルバーリは「過去18か月間、8500億ドルの直接臨時給付金・4000億ドルのキャッシュアウトレフィス・1兆ドル以上の返済免除条件付き融資、そしてその内2500億から5000億ドルが不正に搾取されている。他にも4兆ドルに及ぶ間接給付金など次に消費者に資本注入するのは何だろう。」とツイートする。

経済は40年ぶりのインフレに見舞われており、消費者は貯金が有っても、今の低賃金では消費することに弱気に成っている。購買力の低下は一時的なものではない。消費者行動の最も有名な指数の中に、ミシガン消費者感情指数が在る。消費者が、これまで最も弱くなっているデータを示している。

アメリカの多くの消費者が商品を購入する場所は、アマゾンであった。アマゾンは収益鈍化し、前年比で7%の成長のみである。アマゾンの悪い四半期決算は、消費者が想定以上に弱くなっている状況を示している。

BLSアメリカ合衆国労働省労働統計局が算出している住宅価格は、5%上昇という、なまされた数字になっている。マイケルバーリはCPIは8.6%ではなく、12%を超えると指摘する。住宅価格がCPIを計算する上で大幅に低い数字として算出されているのは、12-8=4%。4%の誤差分がマーケットに織り込まれていない大問題である。アメリカ政府がCPIを低めに計算し、国民を騙していることになる。4%を考慮すると市場は、現在の価格より55%暴落する。

09年のS&P500の大底は02年の大底より13%低くなり、02年の最安値は98年のLTCMロングタイムキャピタルマネジメント危機より17%低くなり、75年の最安値は70年より10%低くなる。マイケルバーリは「今回の量的緩和ショックは、コロナショックの底値より15%低い状態まで下落する。」と予測する。

米国市場全体として、時が経つにつれ、市場の暴落がますます悪化するパターン傾向がある。このパターンが継続的に続くと、S&P500はコロナショックよりさらに大きな暴落が発生する。現状のS&P500から更に55%暴落するという予測である。

景気後退リセッションの流れは。1消費者活動の低迷・2企業収益の低下・3賃金の減少・4従業員(消費者)の貯蓄減少。が繰り返されて起こる。

マイケルバーリは「GDP比での貯蓄総額は、レッドラインが05年7月の時の最低値である。過去12カ月の貯蓄減少率で計算すると、今年の9月から12月にレッドラインに到達する。」実態経済として過去類を観ない状況に陥るのが9月から12月と予測する。

現在、マイケルバーリのポートフォリオは17.86%がアップルのプットオプションである。10・88%が医薬品会社BMY。8・98%がグーグル。8・83%がメタ・フェイスブックである。

ポートフォリオのトップがアップルへのプットオプションというのが、「世紀の空売り」のマイケルバーリに相応しい。

日本には、投資顧問詐欺師ばかりがウヨウヨ居て、気分が悪い。

本物の相場師。プロフェッショナルなマイケルバーリ。日本に居て欲しい。マイケルルイス「世紀の空売り」で、マイケルバーリのファンになった。歴史的大暴落の危機にマイケルバーリが登場してくれると頼もしい限りである。

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