マイケルバーリの経済分析・ばいばいアベノミクス

先週、2日に渡り。深夜の株式市場で日本国債の利回りが0・25%を遥かに突破する。黒田東彦の指値オペ・イールドカーブコントロールは、どうなっているのか。

ブルーベイアセットマネジメントを筆頭にするウォール街のヘッジファンドの群れが、日経市場が閉まった深夜に、先物市場で日本国債を大量に購入している。大量購入すれば日本国債の値段は下がり、安く買い叩ける。買った日本国債を昼間の日経市場に売り浴びせる。黒田東彦の指値オペ・イールドカーブコントロールにより、利回りを下げられた日本国債は高く売れる。

「国策に乗れ」は、ウォール街のハゲタカどもの金言である。ヤンキーどもは儲ける為には、他国に何をしても良いというレベルでモラルハザードを起こしている。

今後も、黒田東彦が指値オペ・イールドカーブコントロール、つまり、量的緩和の継続を実行するほどに、日本の円・カネがウォール街に巻き上げられる。

マイケルバーリ・レイダリオ・ジムロジャース・キャッシーウッド・ジェレミーグランサム達は、「今、企業収益の減少が過去最大になると見込まれており、それはアメリカ市場類を見ないほどの大暴落に見舞われる危険性が非常に高い。大暴落が発生する可能性は、直近数カ月以内である可能性が高い。」と警告する。

リーマンショックから13年間、S&P500はアメリカ経済市場最大の強気相場で、6倍以上の前例のない価格上昇を見せた。この価格上昇は、アメリカの公的債務残高の増加により達成された。09年以来、アメリカの債務は3倍以上も増加し、現在では30兆ドルをゆうに超えている。

巨額債務は個人貯蓄率と一緒に考える必要が有る。個人貯蓄率は08年以来、過去最高レベルに達した。しかし、個人貯蓄額は過去10年で見ないほどの減少が見られる。しかも、40年ぶりのインフレーションがアメリカを襲っている。

市場には現在数兆ドルを超える大量の量的緩和マネーが出回っている。現金の価値がごみクズに成っていることを示す。

クレジットカードの借金は、過去最高に達し。消費者が日に日に弱体化していることを示す。

マイケルバーリは、「市場には数兆ドルの現金が、ばら撒かれたが、貯蓄額は13年レベルまで、貯蓄率は08年レベルまで低下し。一方でクレジットカードのリボ払い額は、コロナショック前と同じ記録的なペースで伸びている。消費者の更なる弱体化と企業利益の減少とが、今後発生する。」とツイートする。

家計と企業収益とは直接的に繋がっている。消費者の弱体化は企業収益を圧迫する。家計の中の消費者は商品を購入し、現金が企業にいき利益になる。一方で、消費者の現金は企業と労働力とを引き換えに貰う対価である。購買力の弱体化は市場活動をより一層弱めてしまう。全てが影響を与え合って、家計と企業の現金の受け渡しにより経済が良い方向にも悪い方向にも回る。

マイケルバーリは「消費者の購買力は国のGDPで大きく変わる。対GDP比での貯蓄総額は、05年7月に最低値のレッドラインに落ち込んだ。過去12カ月の貯蓄減少率で計算すると、今年の9月から12月に過去最低値のレッドラインに到達する。実態経済として過去類を見ない状況に陥るのが、この時期である。ただし、株式マーケットは実態経済からもう少し早く動く可能性もある。」とツイートする。

消費者誘導型リセッションに成りつつある。

パウエル議長は19年に「債務残高の増加を非常に心配している」と発言する。この時のアメリカの借金は22兆ドル。現時点で借金は30兆ドル超えである。その上昇スピードは3年で36%の上昇である。

異常な上昇スピードが、どの様な崩壊を齎すのか。

著名なエコノミストたちは、現在の状況がインフレ率14%だった70年代に似ていると指摘する。物価が異常に上昇し、経済が停滞、失業率も上昇した典型的なスタグフレーションに成った時期である。

マイケルバーリは「現在の状況は70年代よりも遥かに悪い。70年代は第二次世界大戦後のベビーブームで、急速な労働力の助けが在った。今は全く状況が違う。人口は2倍に成っているが、50年代水準の出生率3・5、59年水準の核家族。70年代と22年の大きな違いは、労働力と出生率である。70年代のスタグフレーションは経済活動の活発化によりまだ良い方だった。

現代は、出生率が50年代の3・5の半分以下の1・5である。FIREが流行っている大量自主退職時代では、労働力が、どんどん減少している。退職理由は低賃金・昇進機会の減少・ロビンフッダーの投機熱などが在る。」。

「社会的不安。20年代と70年代の悪い類似性は日に日に増えてきている。1経済はスタグフレーションの危機に陥り。2燃料価格は高騰し。3物がどんどん不足し。4政治家は焦り。5国際社会は悪化し。6最高裁判所はまた、ローVSウェイド事件、人工妊娠中絶の権利について再検討し。7社会的不安により殺人事件の件数も増加している。」。

マイケルバーリは70年代に比べて、社会不安は現在の方が悪化していると指摘する。

「現在は世界恐慌のあった20年代よりも投機が進み。ITバブルが膨らみかけている90年代よりも資産価値が過剰に評価され。70年代よりも地政学・経済摩擦が発生している。」。

「人類史上最悪の投機的バブルが来ている。それだけ。これまで起きているバブルより2桁くらい大きいバブルだよ。」。

マイケルバーリは、今回の量的緩和バブル崩壊が、過去、最悪の大崩壊であると警告する。

バイデン大統領は莫大な財政支出により米国政府の借金を悪化させている。バイデン政権での財政支出は5・8兆ドルにも及び、アメリカGDPの25%に達する。インフレが発生している最悪の経済状態の中で、こんな財政出動をすれば、致命的な通貨危機が発生することは小学生でもわかる。

マイケルバーリはバイデン大統領に対して、「じゃがいもが大統領だったら良いのに。」と非難する。

ドル指数ドルインデックス。複数の通貨に対するドルの価値。ドル指数は過去、大きく下落してきた。この1年間の間にある程度回復したかに見える。しかし、比較対象に成っている通貨は、中国元や日本円である。最近の経済危機に瀕して弱くなっている元・円である。ドルインデックスが、ちょっと上昇したくらいで通貨危機は起きないとは言えない。

マイケルバーリは「偉大なるドルの価値が強くなったという意見を最近よく見る。このドルの価値は他の主要通貨の価値と比べての価値である。ドルは全く強くない。強くなっても来ていない。日々の全てのモノの価値と比べて考えれば分かることだ。」とツイートする。

マイケルバーリが、ITショック・リーマンショック・コロナショック・量的緩和バブル崩壊、4つの大崩壊を的中させてきたのは、経済史の科学的認識。現在の経済状況の的確な把握。を基にした将来予測が出来ているからだ。

マイケルバーリの視線に「金持ちの俺は偉い」という驕りは混じってい無い。労働者・消費者・生活者としての人々の暮らし向きを見つめている。

アベノミクスのA級戦犯。安倍晋三と黒田東彦とには出来ない相談である。

じゃがいもが日本銀行総裁だったら良いのにな。

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